配信ではメンチンというもの自体に発狂し、
放銃した局面をさらっと流してしまいました。
ご指摘の通り、上家は、
ほんのりとソウズ染めもみえる仕掛けに対して
24pを落としたあとに ドラ南 を打ち、相当押してきています。
親がマンズ染めだとは言い切れませんが、
こうなってくると
下家は手がバラバラな段階では打9mとせずに、
少しダマテン等を警戒しつつ、9sを合わせうつのがベストのように思います。
一般的に 他家がダマテンか否か を判断するのは難しいです。
ダマテン警戒を要する状況も個人的には、さほど多くないと思っています。
ただ、中盤以降、
自分のアガリが見込みづらいときには、ダマテン警戒の重要度も高くなってきます。
つまり、
「上がれなさそうなのに、振り込む。」
これはリスクとリターンという観点からみると、避けなければなりません。
とらぶるさんの1m切りはおそらく、
この手牌状況なら食いタンへ向かうのが優秀と判断し、
タンヤオのための有効牌を最大にするため、ということではないでしょうか。
さて、この状況において打牌候補は
1m、6m、7m、2p、5s の5つかと思われます。
平面的な牌効率だけで判断するのであれば、
イーシャンテンなので6mや5sという選択が一般的だと思います。
しかし、ここで場況をみてみると、3pが二枚見え。しかもドラ表示牌。
河をみても誰かは一枚使っていそうで、
山に一枚いるかいないか ではないでしょうか。
統計的な裏付けはないですが、経験則的にみなさんも理解いただけると思います。
3pが待ちになった場合、リーチしての出上がりはまず無理でしょう。
ツモりにいくとしてもほぼラス牌の3p頼り、というのに近いと思います。
というわけで、
3pの残り枚数が少なく、3p待ちになるのも濃厚であるようならば、
イーシャンテンにはとらないほうが優秀かと思います。
ここで6m、5sは選択肢から外れます。
次に2p切りについて考察します。
まず場に7mが二枚切れです。
なので2pを切って
677mの部分を
7mを雀頭としてみるのであれば6m切りのほうが優秀ですし、
677mを両面トイツ形の面子候補としてみるのであれば
7mが二枚切れで対子→暗刻としての機能を失っているので
7m切りのほうが優秀です。
よって打牌候補としては
2p<6m、7m となるので、2pも打牌候補から外れます。
残った最終候補の1mと7mを比べるうえで
重要になるのは、1m切りで
(食いタンに向かった際)7mを対子で持っていたことによる効用です。
さきほども述べましたが7mが二枚切れなので、
要するに
(ⅰ)7mが雀頭として機能する可能性はどれほどあるのか
という点に絞られてきます。
また1mを残した場合、
(ⅱ)カン2mの有用性はどの程度か
という、この2点の比較になります。
まず、(ⅰ)の7m雀頭の機能に関してですが、
今、ピンズとソウズで2面子完成しており、
7mが雀頭になると仮定すると
残りのマンズ・ピンズ・ソウズで2面子完成させなければいけません。
4556sの中ぶくれ形がいいので、ソウズで2面子できそうです。
つまり、ピンズで1面子、ソウズで2面子。
あと最後1面子について考えてみます。
1m切り後の形なので
残りの手牌は
36m(7mは雀頭)24p
ここからもう一つ面子を完成できたとき、7mが雀頭としての効用を発揮します。
ドラ表カン3pが埋まりづらいことや
7m2枚切れの37mシャボテンパイはいらないため、
3m孤立牌は4m(5mも?)くらいしか有効牌がないことを考えると
雀頭としての7mの機能はさほど高くなさそうに見えます。
(ⅱ)のカン2m に関してですが、
2mは1枚切れですが
対面は2mが早く、その後に字牌を切っていて、1枚も持っていなさそうです。
両脇の河をみても2mはさほど悪くなさそうです。
有用性としては、
雀頭7m<カン2m
になると思います。
長くなりましたが、
以上の理由により、7m切りを選択した次第です。
牌効率に関する議論は、
このような比較のプロセスを経ることによって
正着により近づけるんじゃないかなと思ってます。
ご意見・ご感想、お待ちしておりますー(ノ)・ω・(ヾ)
麻雀部員naughtくんのブログでも
配信の検討の記事書いてるらしいのでよかったらどうぞ
http://naught0412.blog.fc2.com/
PR
9巡目のこの牌姿ですが、カン二m、カン3pのイーシャンテンにとれる打5s、打六mとしないということは、『あがりが見える形でのテンパイをとりたい』という発想から来ていると思います。
しかし、すでに9巡目であり、シャンテンを落としてまで形を重視するならば、それに見合う形でのテンパイを想定しなければなりません。
まず打牌候補としてあげられる、一m切りのロスはダイレクトに引くカン2萬と、一萬のたて重なりによって頭雀が出来、七萬切りの両面に固定できないことだけです。
しかし結局一萬がたてに重なってしまうと鳴いての役ありテンパイがとれず、同じく苦しいだけです。
またダイレクトにカン2萬を引くことも結局はカン3pテンパイをとるか、打2pでのテンパイとらずをせざるをえません。嬉しいテンパイとは言えずこれも必ずしもロスとは言えないでしょう。
私は、この巡目、牌姿、点棒状況であれば、カン3pはもちろんとして4-7pもチー、5pもチー、ソーズも上家に高いので出てきた場合3-6s、4-7sどちらもチーします。
カン3pは苦しい待ちですが、上家はカン3pを一枚ツモ切っており、もう一枚もってきた場合にツモ切る可能性を考えると目に見えるだけでも少ない枚数ではあるものの、実質カン3pを二人でツモっていることになり、また5pを持ってくれば両面への変化、6pを持ってくればテンパイまでは両カンの形でも備えておくことが出来ます。5pチーで、3-6p受けに変えることも出来ます。
次に4-7pをチーする場合ですが、4pチーだと満貫確定ですが、これはあまり期待できないとしても7pチーは十分可能性があります。この場合、ソーズで二面子作ることになり7mが二枚切れ、さらには自分から7mが4枚見えていることから5-8m待ちは優秀と判断し初めて7mを切ります。(雀頭は4pになります)
上記のように、ピンズで一面子一雀頭の形か、ピンズで二面子か決まっていない形なので7mを先に切ってしまうということはありえないことなのです。ソーズの形が良いので一面子一雀頭か二面子か変えることも出来ますが、一手遅れるのは間違いないのです。最終形が4-7pになった場合もドラ筋であることから良い待ちではありません。ただしピンズで567などの1面子作っていた人間のドラ引きで7pがこぼれることもないため必ずしも悪い待ちではありませんが。
つまりこの手は、悩むとするならばシャンテンにとれる5索、六萬か、または形を重視する一萬だけでありその他のシャンテン落としには大して意味がありません。
私は、思うに打7萬はもっとも中途半端なシャンテン落としであると思います。
現在12人の麻雀が打てると思う人間に、この何切るを聞いていますのでしばしお待ちください。