牌効率編に続いて、
今回も、あまり扱ってこなかった和了技術を解説していきます。
一般的な和了技術は
打っているうちに自然と身に付くので、
麻雀戦術書や他の麻雀サイトであまり載っていないような
そこそこ役に立つマニアックな内容でいきます笑
さて、今回は最速和了の手順です。
実戦譜を使って説明をまじえつつ、順に追っていきましょう。
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1.
現在、ラスで最後の親番。
手は安いが、面前で手を進めてもリーチ東の3900がいいところ。
スルーすると東は一枚切れとなるのでそれも厳しい。
鳴かないと、テンパイスピードがかなりスローダウンしますし、
ここは連荘狙いで仕掛けていくべきと思われます。
参考までに言っておくと、(これは難しいので読まなくてもいいですw)
序盤・中盤におけるイーシャンテンでの
テンパイ取りの
仕掛け判断の目安は、
鳴いた時と面前のときを比較して、
打点に3倍以上の開きがあるかが基本。
今回は
鳴いてもまだイーシャンテンで、
なおかつ
打点面でも十分条件を満たしているので文句なしにポン有利、となります。
例)喰いタンの仕掛け判断の目安
2600→1000 打点差2.6倍。⇒チーテン、ポンテン有利。
3900→1000 打点差3.9倍。⇒テンパイとらずのスルー有利。
2.
7mをツモったところ。
雀頭候補であった9sのほかに、
7mがトイツになったことで7mも雀頭候補になりました。
さて、では何を切るのがもっとも効率がいいでしょうか。
正解は9mです。
9mのほかに、
「7mを切って579mのリャンカン形を固定する」
「9sを切ってソウズの789sメンツを固定する」
というのがありますが、もう一度考えてみてください。
7mを雀頭とみると、
くっつきテンパイ形とみることができます。
くっつきテンパイ形というのは
「雀頭+浮き牌(孤立牌)+浮き牌」という形です。
上記の画像がテンパイの受け入れ枚数です。
ご覧のとおり9mでくっつきテンパイ形に受けると、受け入れが増えます。
9m切りの強みは
6mチー、7mポンでテンパイを入れると
69sの両面で待てること。
また、ピンズやソウズで優秀な浮き牌(3~7の数牌)をもってきたとき、
9sと入れ替えることで、より強いイーシャンテン形に受けられる、
などといったものがあります。
以下に、例を示します。
577m345p7899s ツモ6p
⇒この形からの9s切りで
テンパイの受け入れ枚数は、
34567m12345678p の計45枚
の優秀なイーシャンテン形へ変化します。
3.
さて、7sがでました。
この7s、チーすれば実はテンパイがとれます。
鳴くとカン8sのカンチャン待ちでテンパイとなりますが、鳴きますか?
4.
これは、
チーします。
理由としては、
この7sをスルーして良形テンパイを目指しても
愚形テンパイになることが少なくないことがひとつ。
もうひとつの理由は
上家の7s切りが早いため、
8sは山にいる可能性が高い。
788sや778sという形から、2順目に7sを切ることは少ないですよね。
つまり上記のように2順目で7sが切られると、
上家が8sを持っている確率は少なく、山にいる可能性が高い、と考えられます。
また、自分から7sが2枚見えているため、
他家が8sを持っていても、浮いた孤立牌になるため
不要牌として捨てられやすい、
ということがあります。
今、説明した2つの理由は上に載せ全体の手牌と照らしあわせると、
すんなりと理解しやすいのではないかと思います。
(もちろん麻雀っていう競技の特質上、例外となるケースもあるんですけどねw
5.
チーしてテンパイ。
前段階の説明で示したように愚形テンパイではありますが、
このカンチャン待ちは
愚形の中でも比較的あがりやすい待ちであり、悪い待ちではありません。
6.
8s、ツモあがり。
ネット麻雀だとチーボタンなどがでるので7sチーの8sテンパイに気付きやすいですが、
実戦だと気づきにくく、なかなか鳴けないことも多いと思います。
この局面では、
連荘を目的として最速のアガリをめざす ということでしたが
ドラ3であったり、オーラスでアガりTOPの局面においては
最速の手順を踏めるかどうかが、
成績に直結します。
ということで、今回の講座はここらへんで終わりにしたいと思います。
まとめ
最速和了手順を踏める技術を身に着けよう!PR
ブログ作ったからリンクして欲しいてむ゚(゚´ω‘゚)゚。ピー